こんにちは。
EPは「指導計画」のことを指します。
看護ケアの中ではかなり難しい部類に入ると思うので、実習中の学生さんができれば「がんばった!」って思います。
さて、そんなEPのポイントと注意点を説明していきます。
EPを勝手にやらないように気を付ける!
学生さんは、患者さんに対して、指導的なこと、あるいは、カルテでみたことを勝手に伝えてはいけません。
EPを行いたい場合には、朝の行動調整の段階で、指導を行いたい旨を必ず伝えましょう。
また、自身としては、EPを行ったつもりはなくても、会話の中で、簡単な質問をされて、それにこたえる場合であっても、それが医療的な知識に関することであった場合には、EPに当たる場合があります。
間違った知識を患者さんに与えてしまったら・・・それはもう事故になってしまいますよね。
質問をされた場合には、「学生なので、看護師に確認してきます。」と言うなど、一度教員か看護師に相談しに来てください。
一方で、「質問が出る」ということは患者さんが不安に思っているところだったりするので、それをちゃんと報告して解決できることはとても良いことです。
EPは準備が大切
さて実際に指導をしたいと考えるときですが、かなりいろいろの準備が必要です。
①まず患者さんに必要な指導を考える。
糖尿病なら、食事や運動、インスリンの投与といった、疾患や治療内容から患者さんに必要な指導を考えるのは当たり前ですが・・・
さらに、患者さんは何を不安に思っているのか、患者さんはどこまで理解して何が理解できていないのか、こういったことを明らかにすることが大切です。
学生さんが指導を行う場合には、疾患について1から10まで指導する内容を準備するのは大変なので、患者さんの困っていることなどに注目して指導できるとよいかもしれません。
②勉強と成果物の提示
指導をするためには、教えたいことよりさらに知識が必要になりますよね。そのため、指導したい内容+アルファの知識を習得する必要があります。
また、指導内容が間違っていないかを指導者さんに確認してもらうために、それを成果物としてまとめる・・理想としてはパンフレットのようなものが作れるとよいと思います。
そして、仮に勉強して、パンフレットを作ってきても、内容が不十分といわれてしまうことがあります。
そのため、可能であれば、指導する前日にはパンフレットを作成し、看護師さんに確認してもらうのが望ましいです。
パンフレットを作る際には、ネット上にもパンフレットの見本があったりすると思うので、参考にするとよいと思います。
まとめ
実習の中で一番大変なのがEPだと思います。
個人的にはEPができた学生には+アルファの成績つけるように心がけています。
勉強にもなるし、達成感もあるとおもうので、皆さんもEPに取り組めるとよいですね!
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