カンファレンスの方法

HOW TO
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こんにちは。

実習につきもののカンファレンスです。

毎日やるし、テーマを決めたり、質問ができなかったり困ることが多いのではないでしょうか。

そこで少し解説していきます。

そもそもカンファレンスとは?

一般的には「会議」を意味する言葉ですが、看護界においては、みんなで相談しあうことを指します。

看護師さんが行うカンファレンスだと、「なにか起きてしまったインシデントの解決」「危険行動のある患者さんへの対策」なんかを話し合ったりします。

学生さんが行う場合には、実習中に学んだことや困ったことについて、学生さん間で情報を共有したり、意見や質問を出し合う時間になります。

カンファレンスのやり方。

テーマ決め

(似たようなことを書いていますが、テーマに特化した記事を書きました。こちらも参考にしてください)

カンファレンスではテーマを決めて実施するのは一般的ですが、そのテーマをきめるのがなかなか難しいようです。

慣れていないうちは学生さん間で「何を言うか」を考えておけた方がいいので、早めに決めれるのが望ましいですね。

お昼休みに考えたりすることが多いです。

さて肝心のテーマですが、学生さんが質問しやすいのが良いと思います。

一番、無難なのは、「困っていること」でしょうか。

例えば、「コミュニケーションが取れなくて困っている」というテーマであれば、他の学生もやっているから意見を出しやすかったりするかと思います。ただし、疾患などの予備知識が必要すぎる「困ったこと」は、受け持ちの学生以外は意見を出しづらかったりします。

とはいえ、お互いに意見を出し合って解決できるようなカンファレンスが望ましいですが、一方で、学生さんはそれぞれ違う患者さんを受け持っており、それぞれ学べることが違うので、それを共有するというのもよいかと思います。

その場合には、「教科書ではこう習いましたが、実際はどうでしたか?」などの質問ができるといいかと思います。

その場合のテーマは、その領域での特徴などをテーマにするといいでしょう。急性期の実習なら「術後管理」とか小児なら「発達段階」などです。

カンファレンスの進行

まずちゃんと時間通りにカンファレンスをできるように行動することが大切です。事前に指導者さんに時間を決めてあると思うので、その時間にぴったりが始められるように準備します。

その準備には、「どこの場所で実施するのか」「実施する場所に人数分の椅子はあるか」などを確認する必要があります。時間になったら、指導者さんに声をかけに行きましょう。

実際のカンファレンスが始まると、学生さんが司会・書記などを決めて行うのが一般的です。毎日やる場合には、ローテーションしながらみんなが経験できるといいですよね。

さて、司会さんはまず、

「これから、〇日目の病棟カンファレンスを始めます。司会は△△、書記は□□です。今日のテーマは、☆☆☆☆☆☆☆になります。」

というような形で始めます。

そして、順々発表する場合には、指名して発表していったもらいましょう。挙手性でもいいですが、手が上がらない場合、看護師さんに「消極的」だと思われてしまうので注意しましょう。

そして、発表が終わったら、次に質問します。みんなの発表が終わったから、質問でも、一人一人が終わってから質問でもいいですが、前者の場合には、学生さんたちは、ほかの学生が言ったことをメモするようにしましょう。忘れて質問が出づらいです。

そして、質問が出ないカンファレンスは、かなりまずいです。

何も意見が出ていないのに、司会さんが・・・

「意見がないようなので、次に○○さんお願いいします」

となった時に空気は本当にやばいです。

これも度々指導を受けたことがあります。

どんなことでもいいので、質問を出せるように努力してください。

自分の発表が控えている場合は、ほかの人の発表は聞きづらいかもしれないので、事前にしっかり準備して、発表の最中になったら、ちゃんと発表が聞ける環境を整えましょう。

そして、全員の発表が終わって、質疑が終わったら、指導者さんにご意見をいただきます。指導者さんが話しているときは、自分の話でなくても、メモを取ろうとする姿勢が大切です。

それが終わったら教員にも意見をもらってください。

まとめ

カンファレンスの流れがわかったでしょうか?

兎にも角にも質問がでないのは、かなりつらいので、質問ができるように準備しましょう。

最悪、「仕込む」こともやむを得ないこともあるかもしれません。

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