見学実習のやり方

HOW TO
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楽なように見えて意外に難しい見学実習

看護学生さんの実習の中には見学するだけの実習が複数あります。

何が難しいかというと・・・

自分から学ぼうという姿勢がないと・・・何もせずに終わってしまうのです。

もちろん自分でやらないといけない実習の方が難しいかもですが、ただ見ているだけ・・・

とならないように注意しましょう。

後で聞かれて答えられなかったりすると残念な感じになります。

一応、種類としては以下の3つでしょうか?

①序盤の実習であり、とりあえず看護師さんの仕事を知る

これは本当の初期の実習では、どこでもやっているのではないでしょうか?

看護師さんの後をついていくことをシャドウイングなんて言いますね。

多分、ここではまさに分からないことだらけ・・・でも、分からないことは分からないからと諦めずにメモをして後で聞けるようにしておきましょう!

 質問をすることは正義です!

ちなみにメモを取る時の注意点としては、会話の内容などによっては患者さんが嫌な思いをすることもあるということを意識して、可能であれば許可を取りましょう。

②学生さんにはできないことなので、見学をする

これはどの段階の実習でもありますね。

学生さんが行えるのは一般的な日常生活の援助が主になります。

それを外れた採血・吸引などの処置やケアは見学ということになるでしょう。

さてここで重要なポイントは、事前にどういうことをするのか知っておくことです。

わざわざ看護師さんは説明をしながらやってくれることはあまりありません。

全く下情報がなければ、何をやっているか分からないというケースに陥ります。

何をやっているのか分かりながら見ることが学びになるのです。

おそらくよほど緊急の処置でなければ、学生さんは「今日は何がある」ってことがわかっているはずです。

なので、その処置やケアの

「目的」、ざっくりとでもいいので「手順」、あとは「合併症」とか「観察ポイント」とか

を事前に把握しておきましょう。

見学した後に聞かれるかもですし、

見学したことも報告しなければならないので、報告の時に、

「合併症」や「観察ポイント」を含めて、問題があったとか、今後観察が必要とかって言える必要がありますね。

というか・・事後に影響が出る内容であれば、終わった後に自分で観察しないとですね!

③まだやったことのないケアなので、とりあえず見学させてもらう

いきなり自分でできるケアもありますが、まずは一度そのケアを見学させてもらってからという実習も多いのではないでしょうか?

清拭やバイタルサイン測定でもまず見学からということもあると思います。

初日に突然「ケアがあるから見学しておいで」というのならともかく・・

2日目以降であれば、自分ではできないにしても、②と一緒で「どういうことをするのか」予想を立てておきましょう。

そして、見学だからといってぼーっとして見ないで、細かいところも含めて、

 次は自分が同じことをできるように

という気持ちで見学してください。

すぐメモを取るのがオススメです。

 

見学に関しても報告が必要なので、「もしどうしてこうやっているか分からない」ことがあるならその時に聞くのもいいですし。

「次は自分で行いたい」と報告できるよいいですね。

 

まとめ

メモをとる、質問をする、そのためには、ちゃんと見れるように分かる範囲で事前に見学する内容について知っておくというのがポイントですかね。

最近、あったエピソードとして、

・カンファの中で見学させてもらった学生にどうだった?って聞いたら、全く答えられなく、ただ知識として知っていた他の学生さんの方が答えられるという残念なケースがあったりました。

・見学をさせてもらいたいと「本来なら推奨されるべき」積極性持っていったら、「なんの目的で?」と聞かれたことがあります。

 見学する場合にも、目的を考えておくのは大切ですね!

 

みなさん頑張ってください!

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